• 採集語録096「裏切らない野暮」

    「裏切らない野暮」

    相手が、余韻・美しさ・文学性・
    情緒的回収を感じ始めた瞬間に、

    本人が、余計な自己陶酔・
    現実的発言・雑な一言を投下し、
    場を地上へ戻すこと。

    
ただし、その野暮さに一貫性があり、
    もはや信頼感すら生じる状態。


    〈観察メモ〉
    裏切らない野暮には期待してしまう。


    〈関連語録〉
    健気な野暮
    純真無垢な野暮
    生命力のある野暮
    野暮 – YABO

  • 採集語録095「健気な野暮」

    「健気な野暮」

    対象を理解しようと必死になるあまり、
    その野暮さ自体が愛嬌へ転じた状態。

    野暮を通り越しすと、
    逆に愛おしくなる。


    〈観察メモ〉
    野暮を一生懸命やっている姿が
    もはや可愛い。


    〈関連語録〉
    野暮 – YABO
    生命力のある野暮
    純真無垢な野暮

  • 採集語録094「純真無垢な野暮」

    「純真無垢な野暮」

    相手のことを思うあまり、
    あるいは、
    本人が本当にそう信じているがゆえに、
    余韻や発見の余地を残すことなく、
    「ここですよ!」「これですよ!」と
    答えをまっすぐに差し出してしまう野暮。

    悪意も計算もなく、
    ただただ親切で、素直で、まっすぐ。

    そのため、
    野暮なのに、腹が立たない。


    〈観察メモ〉
    純粋さは、ときに余白を奪う。
    しかしその野暮には、
    「わかってほしい」「楽しんでほしい」
    という、まっすぐな気持ちが透けている。


    〈関連語録〉
    野暮 – YABO
    生命力のある野暮

  • uta-0195

    十月の
    爽風連れて
    帰る夜
    今年最初の
    花火が上がる

  • uta-0194

    見上げれば
    裾濃の空を
    移りゆく
    きみに広がる
    秋は何色

  • uta-0193

    ホーキ星
    華麗に跨り
    飛んでゆく
    そんな午後は
    行方知らず

  • uta-0192

    うたかたの
    秋の匂いと
    色と音
    掬い掬いて
    われ見失う

  • 採集語録093「生命力のある野暮」

    「生命力のある野暮」

    本人は、自分はスマートで品があり、
    余白と余韻があると思い込んでいるが、
    独自の生命力の強さが漏れ出てしまい、
    野暮が無自覚に露出している状態。

    野暮でありながら
    独自の魅力を発揮する。


    〈観察メモ〉
    野暮が魅力を損なうのではなく、
    野暮として露出するものが
    魅力の源泉でもある。


    〈関連語録〉
    野暮–YABO