写真と短歌

写真を織り
言葉を綴り

採集した時間の欠片を
並べています

どうぞ
ご自由にご覧ください

  • uta-0050

    夜風に
    夏の匂いを
    掬い取る
    歩道橋の
    記憶と共に

  • uta-0049

    深夜便
    記憶のかけら
    繋いでみるも
    わからぬものは
    わからぬままに

  • uta-0048

    輪郭は曖昧なまま
    温度だけ残っている

    話し相手は
    霧だったから

  • uta-0047

    ベランダに
    彫刻めきたる
    白き鳥
    海を渡りて
    来たかと問へば

  • uta-0046

    深夜の声
    思い出せない
    朝が来て
    記憶のかけら
    糸をたどれる

  • uta-0045

    悩けると
    先にことばが
    立ち上がり
    意味は数日
    遅れてきたり

  • uta-0044


    名も知らぬ
    白い香りに
    誘われ
    忘れられない
    人となりけり

  • uta-0043


    街なかの
    余白にふっと
    乗ってみる
    空まで少し
    近くなった日

  • uta-0042

    石の径
    誰かの訪れ
    待ち侘びる
    奥の気配に
    耳を澄ませて

  • uta-0041


    何気なく
    笑った言葉の
    すきまから
    白き階段
    また現る