季節を知らせに。

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©SATOKO NOGUCHI

 

ラジオから流れてくるギターの音色に
ぼんやりと耳を傾けながら

今朝淹れたコーヒーがなぜ不味くなったのか
思いあぐねていると

小さな裸ん坊の王子さまが
作り付けの田んぼにピョンとやってきた

なるほど
季節が変わっていたのか

王子さまはわたしを一瞥すると
すぐに飛んでいなくなってしまった

雷に神をみる。

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©SATOKO NOGUCHI

奇しくも
北野天満宮で雷除大祭が行われた夜

部屋でパソコンに向かっていると
急に空気が重たく変わり
これは来るな
と解った

雷は何度も何度も鳴り響き
光る度に何かがフラッシュバックする
それが何であるのかはわからない…

その後ベッドに入ると
変な夢を繰り返し見た

春の満月。

577-NOG_6421©SATOKO NOGUCHI

月はお山の裾野から上がり
辺りを照らし始めた

私はといえば
いてもたってもいられなくて

見ているか
そうでなければ
見ないようにするしかなかった

春の満月は
心をたいそう騒つかせる

大文字山とお月さま

鷹の訪問。

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©SATOKO NOGUCHI

まるでそこに設えた彫刻のように
微動だにせず留まっている

その優美な姿に見惚れながら
私は話しかけた

「鷹さん、どうしてそこに?」
「善女龍王さまに世間の話をしにきたのさ」

鷹と善女龍王は相性がいいらしい

神泉苑にて