• uta-0188

    湯上がりに
    夜空見上げる
    帰り道
    金木犀の
    かほり纏いて

  • uta-0187

    青空の
    気持ちに合わせ
    踏み出せば
    金木犀の
    コンサート

  • uta-0186

    光纏う
    初秋のかほり
    抱きしめて
    ハンカチーフで
    そっと包んだ

  • uta-0185

    秋うらら
    鼻掠めゆく
    刹那香
    君の元にも
    届きしか

  • 採集語録082「腹四分目」

    「腹四分目」

    あえて満たしきらず、
    残された余白を楽しむ姿勢。

    食べ過ぎない。
    関わり過ぎない。
    やり過ぎない。

    四分目くらいにして、
    残り六分目は、空けておく。

    そこには、
    時間が入ってくるかもしれない。
    新たな解釈が入ってくるかもしれない。
    何も入らないかもしれない。
    それでもよい。

    腹四分目は「足りない」のではなく、
    「まだ入るけれど、入れない」
    という状態である。


    〈観察メモ〉
    発端は、人間関係。
    人に関わり過ぎると、疲れる。
    自分の時間とスペースが、
    知らないうちに削られていく。

    美輪明宏氏の「腹六分目」と出会い、
    もともとあった感覚が、腑に落ちた。
    それでも六分目では多く感じ、
    腹四分目に落ち着いた。


    腹や人間関係に限らず、思考にも、
    言葉にも、創作にも適用可能。

    なお、満腹状態で腹四分目を語ると、
    説得力が著しく低下する。



    〈関連語録〉
    余白大神


  • 採集語録081「翻訳稲荷」

    「翻訳稲荷」

    相手の言葉や態度を、
    そのまま受け取るのではなく、
    
自分の中にある辞書を通して、
    
別の意味に翻訳して受け取る。
    その手助けをする神。

    言葉の意味ではなく、
    
その人が言わんとしていることを
    翻訳する。

    「なんでそんな言い方するんやろ」
    と思ったとき、
    「もしかしたら、こういうことかもしれない」
    と、別の言葉に置き換えてみる。

    相手の言葉を、
    
自分の中でいったん別の言葉にする。
    それによって、
腹立たしかった言葉が、
    
少し違って聞こえることがある。


    〈ご利益〉
    相手の言葉の奥にあるものが、
    
少し見えやすくなる。
    「そういう意味やったんか」と、
    
あとから腑に落ちることがある。
    相手を、そのまま嫌いにならずに済む。


    〈観察メモ〉
    相手の真意を好意的に解釈し続けた結果、
    翻訳エネルギーを使い果たし、
    「もうそのまま喋ってくれ😭」
    となることがある。

    これを、
    「翻訳蒟蒻、在庫切れ」
    と呼ぶ。



    〈関連語録〉
    相鎚稲荷
    合手稲荷
    言の葉拾い
    時間差心フィルム現像

  • 採集語録080「合手稲荷」

    「合手稲荷(あいのていなり)」

    相手の言葉に、ほんの一音を添え、
    話に弾みをつけて、その人の口から
    思わぬ言葉を転がり出させてしまう神。

    あいづちが受け止めるものなら、
    あいのては次の言葉を生むもの。

    よきタイミングでほんの少し音を入れると、
    「そうそう、それ!」
    「いや、待てよ。そういうことかも」
    と、相手自身が次の言葉を見つけていく。


    〈ご利益〉
    話すつもりのなかったことまで、出てくる。
    本音が出る。笑いが出る。調子が出る。
    ときには「自分って、こういうことしてたんや」と、
    自分自身まで発見してしまう。


    会話そのものが、ちょっとした快感になる。


    〈関連語録〉
    相鎚稲荷
    言の葉拾い

  • uta-0184

    珍獣は
    言いたいことだけ
    言い残し
    勾玉ぶらんこ
    ちゅうぶらりん