• 採集語録063「推敲大神」

    「推敲大神」

    御祭神:推敲大神(すいこうのおおかみ)

    御神徳:言葉や表現を
        より良いかたちへと導く

    御神託:迷いながら、整えよ

    祝詞:削り給え、足し給え、
       入れ替え給え、迷い給え、
       ときには元に戻し給え


    〈観察メモ〉
    その言葉のまわりを何度も歩き、
    別の言葉に置き換え、
    角度を変え、少し離れて眺める。

    直すことだけが推敲ではない。
    「やっぱり、最初のこれだった」
    と確認することもある。

    直さなくてよい理由を、
    自分で見つけることも
    また推敲である。


    関連語録:整之大神

  • 採集語録062「しかもだな星人」

    「しかもだな星人」

    話がひと段落したころ、
    「しかもだな!」
    と現れ、
    それまでの話にさらなる展開をもたらす
    追加情報を投下する星人。

    もう十分深掘りしたはずの話に、
    もう一段階重要な事実を付け加える。


    〈観察メモ〉
    しかもだな星人の出現により、
    話はしばしば第二章へ突入する。


    関連語録:いやしかし星人

  • uta-0169

    君はいう
    持っているものを
    待っている
    夢と現の
    あわいに立って

  • uta-0168

    澄みゆきて
    鴎や鴎
    何を汲む
    合わせ鏡に
    何を見つける

  • 採集語録061「勾玉揺れてたら短歌が生えてきた方式」

    「勾玉揺れてたら短歌が生えてきた方式」

    勾玉関係の間を、
    言葉が行って帰ってくるうち、
    意図して構成することなく、
    気づけば短歌が立ち上がっている
    創作方式。

    枠組みを作ってから
    短歌を詠むのではなく、
    世界を見て拾い続けた結果、
    短歌が生まれる。

    勾玉が揺れる


    心のフィルムに何かが焼き付く

    時間差で現像、像がみえてくる

    短歌が生えてくる


    〈観察メモ〉
    短歌は、詠むものではなく、
    生まれてきたり、生えてきたりするもの。


    関連用語:勾玉現象
         勾玉関係
         行って帰ってくるん物語
         時間差心フィルム現像

  • uta-0167

    終電車
    わざと逃して
    行き先は
    素敵な世界の
    夢をみる

  • uta-0166

    夢の部屋
    家主のつもりが
    客人に
    行きて帰りし物語

  • uta-0165

    昭和令和
    静寂カオス
    夢の部屋
    我は何処に
    漂う人よ