• uta-218

    近づけば
    離れ難くも
    勾玉は
    結んだ指を
    するりとほどく


  • uta-217

    返歌待つ
    古人に
    想い馳せ
    画面の文字を
    指でたどり


  • 採集語録116「捨て魔」

    「捨て魔」

    愛称:すてま


    整之大神の眷属。


    捨てることに快感を覚え、

    物を手放すことで
    世界を整えようとする人。
    また、その状態。


    「もったいない」より「すっきり」を優先する。

    「いつか使う」は禁句。
    ゴミ袋を持つと目が輝く。

    他人の家でも、
    捨てられそうな物を見つける能力を持つ。


    〈観察メモ〉
    整之大神のもと
    捨てれば捨てるほど、
    場は整い、心は軽くなる。

    捨てて、捨てて、さらに捨てる。


    ごくまれに
    「あれも捨てたんやった……」
    という後悔に襲われるケースもある。

    「これ要る?」が口癖。

    注意:
    ステルスマーケティングとは一切関係ありません。





    〈関連語録〉
    整之大神
    非所有型収集
    付喪神再就職支援センター
    野暮焼却炉

  • uta-216

    さよならと
    あっさり帰った
    その夜は
    匂いさえも
    思い出せずに


  • uta-215

    すれ違い
    何度もすぎて
    振り返る
    出会えたのは
    影法師


  • uta-214

    宙にのせ
    何度も
    すれ違った刹那
    可笑しいな
    脚が止まる


  • 採集語録115「野暮ぉ節介」

    「野暮ぉ節介」

    愛称:やぼぉせっかい

    野暮とお節介が融合した状態。

    空想や思考の遊びを楽しんでいる人に、
    頼まれてもいない
    正論・科学的知見・常識・倫理などを
    持ち込み、
    テンションを冷ましてしまうこと。

    本人は、親切心や正確さへの配慮から
    行動している場合も多いが、
    結果として相手の楽しみを損なう。


    〈観察メモ〉
    正確さが悪いのではない。
    
問題は、
    それを持ち込むタイミングと場面である。
    

    正しさを差し出すことが、
    必ずしも粋で親切とは限らない。


    〈関連語録〉
    野暮 – YABO
    野暮学
    野暮センサー
    野暮焼却炉
    野暮パラドックス
    野暮マトリョーシカ
    ドヤ表現

  • uta-213

    ぐるぐると
    言の葉巡り
    止められず
    握りしめていた
    言の葉失い