• uta-0085

    まぼろしと
    思わば
    するりと
    消えてしまいそうな朝
    受け取った鍵はいずこ

  • 採集語録008「決定的愛着」

    「決定的愛着」

    何かに、「あぁ好きだなぁ」と
    心に勝手に引っかかった瞬間を、
    あとから何度でも撫でられるように
    しておくこと。

    決定的瞬間が
    世界が差し出す一瞬を写すのだとしたら、
    決定的愛着は
    世界から受け取った時間を写す。

    決定的愛着は、写真に限らない。

  • 夏の朝の音

    布団の中で
    微睡んでいるうちに

    蝉と雨が
    入れ替わっていた

  • uta-0084

    不自由な
    心を解き放つ
    歌声の源は
    どこからくるのだろう

  • 四条通


    夜になっても
    熱気が逃げない

    京都の夏の夜は
    若者しかいなかった

  • uta-0083

    倍音に
    包まれながら
    崩れた浴衣で
    コーヒー啜る
    夏の朝

  • uta-0082

    目の前の
    公園はステージ
    大合唱
    夏は嫌でも
    遅寝早起き

  • ご神水

    豊かで清らかな水が
    なみなみと湧いている

    そこへ惜しみなく注がれる様が
    見ているだけで涼やか

    ずっとここにいたい
    と思った