
「変位への快楽」
自分の想定した位置から
少しずらされることを楽しむ性質。
見方、関係、感情、役割、価値観、目的が
予定どおりに固定されず、
別の位置へ移るときに快楽が生じる。
〈観察メモ〉
「ずらされると笑う」
「境界越えに惹かれる」
「恋愛観を崩されて惹かれる」
などに現れる。



「変位への快楽」
自分の想定した位置から
少しずらされることを楽しむ性質。
見方、関係、感情、役割、価値観、目的が
予定どおりに固定されず、
別の位置へ移るときに快楽が生じる。
〈観察メモ〉
「ずらされると笑う」
「境界越えに惹かれる」
「恋愛観を崩されて惹かれる」
などに現れる。

落とされた
言の葉拾い
たどっては
ポッケにつめて
ぱんぱんになる

「ひとり連歌」
一人でいるのに、言葉や発想が往復し、
ひとつが次を呼んで連なっていく状態。
ひとつの出来事・言葉・感情を起点に、
それが次の言葉を呼び、
ひとりでに連なっていく創作形式。
〈観察メモ〉
一個拾ったら、次の一個が呼ばれる。
「採集語録」そのものが連歌している。
関連用語:calling me 現象
歩いていたら構想が生えてきた方式

「照応大神」
御祭神:照応大神(しょうおうのおおかみ)
御神徳:離れたものを照らし合わせ
関係を顕し
後から意味を結び直す
御神託:急いで結びつけるな
時が来れば
互いが互いを照らし出す
祝詞:照らせ給え、響かせ給え、
結び給え、顕し給え
〈観察メモ〉
照応とは、何かと何かを
無理に結びつけることではなく、
離れて存在していたものが、
ある時ふと互いを照らし、
そこにあった関係が
後から見えてくることである。
先に概念があり、
後から実例がやってくることもある。
先に実例があり、
後から概念が生まれることもある。
概念と実例、過去と現在。
標本室では、写真と言葉。
離れていたものが出会い、
互いの意味を照らし合ったとき、
「そういうことだったのか」と
初めてわかる。
説明するのではなく、
照応させる。
意味を与えるのではなく、
意味が立ち上がる余地を残す。

「境界大神」
御祭神:境界大神(きょうかいのおおかみ)
御神徳:境界に立たせ
異なるものを往復させ
見過ごされるものに
別の層を出現させる
御神託:越えてよし
戻ってよし
境目に立てば
両方が見えてくる
祝詞:越え給え、揺らぎ給え、
往き来し給え、境を開き給え
〈観察メモ〉
境界とは、こちらとあちらを
きっぱり分ける線ではないく、
その両方が同時に見える場所である。
聖と俗
静と動
粋と野暮
幽界と顕界
その境界に立つと、
どちらか一方では見えなかったものが
ふと見えてくる。
境界大神は、
境界を消す神ではない。
境界を揺らし、
そのあいだを往復させ、
そこにしか見えないものを
顕す神である。

デリケートな
毛並み撫でつつ
怪獣を
起こさぬように
揺らさぬように

ゆきゆきて
落としたこころ
そのままに
足音遠く
雨上がりの夜