
「路上の巫女」
境界に立ち、
路上に落ちている徴を拾い、
誰も気に留めない現世の断片から
向こう側(幽界)を覗き、
引き出し、顕すひと。
〈観察メモ〉
路上の巫女にとって、
神託は道に落ちている。



「路上の巫女」
境界に立ち、
路上に落ちている徴を拾い、
誰も気に留めない現世の断片から
向こう側(幽界)を覗き、
引き出し、顕すひと。
〈観察メモ〉
路上の巫女にとって、
神託は道に落ちている。

長旅の末に
辿り着き
標本室
野犬が置いた
落ち葉ぱらぱら

たまに来し
野犬招いて
深夜の茶会
秋の演奏
優雅に流る

「寂しがり屋の一匹狼」
人とのつながりを大切にする一方、
自分の時間と感覚も大切にするため、
「一緒にいたい」と「ひとりでいたい」
を同時に要求する、取り扱いの難しい個体。
〈観察メモ〉
ひとりの時間は必要。
でも、完全に孤独はさみしい。
群れすぎると疲れる。
でも、誰かとは深くつながりたい。
自由でいたい。
でも、見つけてほしい。
関連用語:無意識露出魔

我知らぬ
世界と知れば
不用意に
遠くの人と
なりゆけり

絡まった
糸を懸命に
ほぐす人
美しくもあり
滑稽でもあり

言の葉に
返信せずに
抱きしめて
かほりをそっと
奥へしまう

蛍のごとく
気配残して
消えゆきて
淡光辿れば
幻闇の中