写真と短歌

写真を織り
言葉を綴り

採集した時間の欠片を
並べています

どうぞ
ご自由にご覧ください

  • uta-0060

    金平糖
    口に含んで
    見上げれば
    過去のわたしと
    未来のわたし

  • uta-0059

    いたずらに
    ことばあそびに
    耽る夜
    こんぺいとうの
    星座を見つけた

  • uta-0058

    宵闇に
    寄せては返す
    夢現
    万象なれど
    受け入れ難し

  • uta-0057

    雨に紛れ
    届きし深夜便
    ほどけばそこに
    こぼるる無垢な声

  • uta-0056

    夢と現実
    二枚の世界
    重ね合わせ
    あわいに立ち上がる
    象をかたどる

  • uta-0055

    嵐去り
    標本室に
    棲みつきし
    名もなき獣を
    愛でて暮らせり

  • uta-0054

    手を伸ばし
    拾えば遠く
    消えゆけり
    この葉を落とした
    主はいずこに

  • uta-0053

    嵐過ぎ
    怪獣ひとり
    去りゆきて
    お腹を見せて
    無邪気に眠れり

  • uta-0052

    水無月の
    嵐が落とした
    言の葉を
    拾いながら
    笑い泣き

  • uta-0051

    フレームの
    そのフレームの中の
    フレームに
    風の歌が通り過ぎる