写真と短歌

写真を織り
言葉を綴り

採集した時間の欠片を
並べています

どうぞ
ご自由にご覧ください

  • uta-0080

    ぬかよろこび
    期待をそっと
    閉じる朝
    蝉の声が
    空にほどける

  • uta-0079

    寄せては返す
    波の如く
    きみとわたしの
    足取り千鳥

  • uta-0078

    春過ぎて
    記念日過ぎて
    梅雨過ぎて
    徒に夏
    過ぎゆけり

  • uta-0077

    生まれくる
    言葉迎えに
    でたものの
    宙を掠めて
    面影残す

  • uta-0076

    灯台の
    明かりも消えて
    ひとりぼっち
    足元見れば
    光ひとつ

  • uta-0075

    ゆきかけて
    境界超えて
    その先に
    彼岸眺めて
    我にもどる

  • uta-0074

    気をつけて
    声のお守り
    携えて
    行きて帰りし
    ものがたり

  • uta-0073

    幽界へ
    あそびに行きし
    帰り道
    みやげ落として
    浮かびけり

  • uta-0072

    どの星に
    願い託すか
    決めかねて
    七夕の夜
    過ぎゆけり

  • uta-0071

    湯に浸かり
    一頁ずつ
    戯れる
    皮膚と紙の
    擦れる音