写真を織り
言葉を綴り
採集した時間の欠片を
並べています
どうぞ
ご自由にご覧ください
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uta-0010

雨上がり
カーテンを開けると
世界は一夜で
色づいていた -
uta-0009

氷溶け
音もなく夜
更けてゆく
グラスの底の
光たゆたう -
uta-0008

降り続く
雨音の夜
目を閉じて
いつか見た空の
青さを想う -
uta-0007

雲間より
月の手紙が届く夜
息をひそめて
そっと受け取る -
uta-0006

下を向き
にじむ緑を
眺めれば
夏の重なり
水に揺らいで -
uta-0005

突然の
夕立に濡れ
雨宿り
軒の先客
音立てて驚く -
uta-0004

賀茂川の
水しぶきまで
追いかけて
遠くからそっと
日傘をたたむ -
uta-0003

雑踏を
ただ見下ろして
夏の夜
胸のざわめき
街に溶けゆく -
uta-0002

満員の
電車とまって
目をやれば
文字のかけらが
夏をゆらし -
uta-0001

夏の宙
刹那の倖せ
わかつごとく
時をとどめん
歌と夜風と
