夜空を想う。

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© SATOKO NOGUHCI

停電の夜の星空は
それはそれは美しかった
窓から天の川まで見えたんだから

見えないから気がつかなかったけど
お星さまはいつも
見守ってくれていたんだね

北の大地が大きく揺さぶられた翌日
実家の母から届いたメッセージには
こんなことが綴られていた

北海道の皆様には
安全で安心な暮らしが早く戻ることを
お祈りしております

どうか冬が来る前に

送り火の夜のゆらめき。

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© SATOKO NOGUCHI

闇の奥から少しずつ
念仏と共に近づいて
ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆらと

その一つ一つには魂がのっていて
意思があるように浮遊している
まるで今を味わっているかのように

結局此岸まで来ることはなく
勿体つけてゆっくり流れた
ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆらと

夏になれば訪れたくなる場所。

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© SATOKO NOGUCHI

縄文展に行く前に
不忍池を訪れた

ここは夏になれば訪れたくなる場所

太陽が照らす蓮池はすっきりと美しいのに
その奥には妖艶で陰湿な気配がある

訪れるなりたちまち
その怪しげな雰囲気に呑まれてしまう

クラクラしている私の横に
溌剌とした女子高生たちがやってきて一言

「ぼーぼーじゃん!」
ケラケラ笑って去っていった