銀色の月。

180A0719 2.jpg

©︎ SATOKO NOGUCHI

昨夜見えた月は
銀色に輝いていた

とあるジントニックに
夢中になった夜で

口に含むと
夏に嗅いだエキゾチックな香りや
北国の雪の下から感じる土の匂いを
想い起こさせ
こころを麻痺させた

月が照らす夜道を
歩いて帰った

送り火の夜のゆらめき。

NOG_9426-a.jpg

© SATOKO NOGUCHI

闇の奥から少しずつ
念仏と共に近づいて
ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆらと

その一つ一つには魂がのっていて
意思があるように浮遊している
まるで今を味わっているかのように

結局此岸まで来ることはなく
勿体つけてゆっくり流れた
ゆらゆら、ゆらゆら、ゆらゆらと