©️ SATOKO NOGUCHI
・
いつものヘアサロンのお向かいは
昔ながらの和菓子屋さん
予約時間が迫っているのに
「桜もち」の張り紙に目を奪われ
足はくるっとそちらを向いた
店内は桜の香りに満ちていて
それだけで幸せとなった
帰ってからそっと包みを開くと
可憐な香りとともに
しっとりとした桜もち
目を閉じて口に含む
広がってゆく世界
指に残った香りを聴きながら
今日もどこかで咲き始めた
ソメイヨシノに想いを馳せた
・
いつものヘアサロンのお向かいは
昔ながらの和菓子屋さん
予約時間が迫っているのに
「桜もち」の張り紙に目を奪われ
足はくるっとそちらを向いた
店内は桜の香りに満ちていて
それだけで幸せとなった
帰ってからそっと包みを開くと
可憐な香りとともに
しっとりとした桜もち
目を閉じて口に含む
広がってゆく世界
指に残った香りを聴きながら
今日もどこかで咲き始めた
ソメイヨシノに想いを馳せた