©️ SATOKO NOGUCHI
・
桜を見に行った帰り道
ふと右目の端に
何かを強烈に感じた
それは通り過ぎた私を
立ち止まらせるほどだった
自転車を降りて
その路地まで戻ると
古い町家の塀の上で
ミモザの大木が
生のきらめきを
謳歌している
その姿は
とても官能的であった
・
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桜を見に行った帰り道
ふと右目の端に
何かを強烈に感じた
それは通り過ぎた私を
立ち止まらせるほどだった
自転車を降りて
その路地まで戻ると
古い町家の塀の上で
ミモザの大木が
生のきらめきを
謳歌している
その姿は
とても官能的であった
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