©SATOKO NOGUCHI
空が白んできたような気がして目が覚めた
十分寝た気がしないからまだ真夜中なのかもしれない
温かい布団から這い出てカーテンを開けてみれば
明るいのは雪の白さなのだった
一度逡巡してから布団には戻らないことにした
しんしんと静かな世界に見入っていると
自分が息を殺していたことに気づく
雪には時間を狂わせる何かがあるのではと
ふと思った
空が白んできたような気がして目が覚めた
十分寝た気がしないからまだ真夜中なのかもしれない
温かい布団から這い出てカーテンを開けてみれば
明るいのは雪の白さなのだった
一度逡巡してから布団には戻らないことにした
しんしんと静かな世界に見入っていると
自分が息を殺していたことに気づく
雪には時間を狂わせる何かがあるのではと
ふと思った