深深。

568-nog_0591

©SATOKO NOGUCHI

空が白んできたような気がして目が覚めた
十分寝た気がしないからまだ真夜中なのかもしれない

温かい布団から這い出てカーテンを開けてみれば
明るいのは雪の白さなのだった

一度逡巡してから布団には戻らないことにした

しんしんと静かな世界に見入っていると
自分が息を殺していたことに気づく

雪には時間を狂わせる何かがあるのではと
ふと思った


コメントを残す

以下に詳細を記入するか、アイコンをクリックしてログインしてください。

WordPress.com ロゴ

WordPress.com アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

Facebook の写真

Facebook アカウントを使ってコメントしています。 ログアウト /  変更 )

%s と連携中