©SATOKO NOGUCHI
まずは漲水御嶽にご挨拶をと思い
空港から車を走らせた
聖域に一歩足を踏み入れると
白猫が悠々と横たわっているのが
すぐ目に入った
あの頃はほんの子供だったのだと
大きくなった身体を見て気がつく
大人びた子供だったのだ
わたしはそこに腰を下ろし
静かにカメラを構えて
何回か続けてシャッターを押した
その間二つの目は
わたしを捉え続けた
世界のことは何だって
知っているようなクールな顔で
まずは漲水御嶽にご挨拶をと思い
空港から車を走らせた
聖域に一歩足を踏み入れると
白猫が悠々と横たわっているのが
すぐ目に入った
あの頃はほんの子供だったのだと
大きくなった身体を見て気がつく
大人びた子供だったのだ
わたしはそこに腰を下ろし
静かにカメラを構えて
何回か続けてシャッターを押した
その間二つの目は
わたしを捉え続けた
世界のことは何だって
知っているようなクールな顔で