さくら撮影レッスン帳〜5・6

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写真・テキスト:野口さとこ
©SATOKO NOGUCHI

 

みなさま、こんにちは。
さくらの撮影レッスン3日目です。

東京は今週末くらいに見頃を迎えそうと
友人から聞きました。

京都もおそらくそんな感じです。
あぁ、早く撮影に出かけたいっ!
みなさま、カメラの準備はOKですか?

さて、本日のテーマは

「光を読む」

 

光は侮れませんよ〜。

光によって、平凡にもドラマチックにも
なっちゃうんですから!

あなたのダメダメ写真も、光の使い方ひとつで
とっても素敵な写真になるかもしれません。

 

 

まずは、下の2枚の写真をご覧ください。

 

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これ、順光で撮っています。
普通の光、とも言えるかも。

順光とは、被写体に対して正面から光が当たっている状態。

立体感がでずらいので、平凡になってしまいがち。

順光がだめだと言っているわけではありませんよ。
順光には順光のよさがありますので。

ナチュラルに見たままを伝えたい場合は
順光で撮るのをオススメします。

ちなみに、私は曇りの日の光が好きだったりします。
全体的に光が回っていて影が出ない。出てても弱い。

柔らかくてしっとりした感じに撮れます。

 

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ではでは、どうやったらもう少し趣向を凝らした
写真が撮れるのか。

私のおすすめは、断然…、

 

さくら撮影の心得〜その5

「逆光で撮る」

 

 

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夜のネオンを利用して。

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いかがでしょう?

順光と逆光では
ずいぶんイメージが変わりますよね?

逆光では、立体感が出て、花びらの透け感や、
ディテールが引き立ちます。

逆光をうまく利用できる時間帯は、朝と夕方。

太陽の位置が下の方にあるときが、
斜光が強いので撮りやすいです。

天高く上がってしまうと、
まんべんなく光が回ってしまうので。

 

サイド光(横からの光)もご紹介しておきましょう。

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サイド光ではコントラストが強調されて立体感が出ます。
かっこよく撮れる光でもありますね。

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順光と逆光の話に戻ります。

この2枚は、朝6:30頃に撮りました。

1枚目は順光ですね。
これを逆から撮ると… ↓

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同じ場所でも、カメラを向ける位置によって
こんなにイメージが変わりました。

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モデル:チャーリー https://www.facebook.com/charlie.noguchi/

 

 

さてさて、次行きますよぉ〜。

さくら撮影の心得〜その6

「明るさを調整する」

 

あなたはどの感じがお好きですか?

 

中ぐらい。
これが標準的な明るさだとすると、

 

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明るめ。
ほんわか軽やかな印象。

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暗め。シルエット気味に。
渋い感じがします。

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明るさでも印象は大きく変わります。

明るさを調整するには、カメラ側で
”露出補正”をする必要があります。

そんなに難しいことではありません。

カメラをよく見て、「+/-」と書かれた
ボタンを見つけてください。

それが”露出補正”のボタンです。

デジタルカメラの場合、その場で撮影した
画像を確認できますので、画像を見て、

明るくしたければ + に
暗くしたければ – に

ダイヤルを回して(補正して)
撮影してみてください。

 

あ!そうそう!

逆光で撮影すると、
暗く写ってしまうことがありますよね。

それは、カメラが「明るすぎるー!」と
判断して勝手に暗くしてしまうんです。

こんな時も、露出補正を使って、
ご自分の好きな明るさに調整してくださいね。

 

 

4月3日(日)に、京都の醍醐寺で桜の撮影会
残席1名さまです。

一緒に撮影に行きませんか?
お申し込みはこちらから♪

http://www.satokonoguchi.com/#!blank-3/oyvug

それでは、また明日…。

さくら撮影レッスン帳〜3・4

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写真・テキスト:野口さとこ
©SATOKO NOGUCHI

みなさま、こんにちは。
さくらの撮影レッスン2日目です。

本日のテーマは、これ。

 

「背景を考えよう!」

 

あなたのそのイケてない写真、

何だかごちゃごちゃしてませんか?
余計なものが写り込んでませんか?

撮る時は、

主人公を決めて

消去法でフレーミングしていく

というのが伝わる写真への近道かと。

この点を踏まえて、これからのレクチャーを
読んでいただけると幸いです。

 

 

さくら撮影の心得〜その3

「背景をすっきりさせる」

 

桜のピンクと青空ってどうしてこんなに合うのだろう♡

と毎年桜を眺めながら、幸せな気分になるのですが、
あなたはいかがですか?

ペールブルーとペールピンクの組み合わせは
私たちを無邪気にしてくれるのでしょう。

空をバックにさくらを撮る。
これほどすっきりした背景はありません。

撮る時のポイントは、前回も書きましたが、
どこまで画面に入れて、どこを入れないか
を意識しすること。

しっくりくる構図が見つかったら
シャッターを押しましょう。

 

 

こちらはしだれ桜。
空から降り注ぐようでした。

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ソメイヨシノ。
空をゆらゆらしている桜が気持ち良さそうで。

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京都、円山公園のしだれ桜。

長老のような存在感。
空と対話してるようでした。

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さて、空のほかにも背景はあります。

こんな風にみどりの植物を背景にしてみたり…。

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ステキな壁が見つかればそれを背景に使ってみましょう。

この時は石垣と桜の質感の対比が面白く感じて。

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さくら撮影の心得〜その4

「黒でシメる」

 

そしてそして、特にオススメしたいのが、黒バック。

背景に黒を持ってきて、桜の美しさを引き立たせます。

黒とピンクは相性バツグなんですよ。

そして、黒はシマる。(引きシマるっていう意味です)

そして何よりカッコイイ!

 

黒い背景を見つけてください。

背景が影になっていて、桜に光が当たっているという
シチュエーションならバッチリです!

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こちらは背景の壁は真っ黒ではなかったのですが、
桜に日が当たって建物の方は影になっています。

ちなみにこういう光は、早朝とか夕方のお日様の
位置が下の方にあるときが、絶妙なライティング
をしてくれますよ。

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真っ黒にはなりませんが、
背景が暗めだとさくらが引き立ちますよ
という例。

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夜桜バージョン。

漆黒の空に向けて撮影。
青白いライトがいい演出してくれました。

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さくら撮影レッスン2日目。
いかがでしたでしょうか?

花の命は短い…、時間ができたら、カメラ下げて
さくらに会いに行きましょう♪

4月3日に、京都の醍醐寺で桜の撮影会をします。
まだまだ募集中です。お気軽にご参加ください。

お申し込みはこちらから♪

http://www.satokonoguchi.com/#!blank-3/oyvug

それでは、また明日…。

さくら撮影レッスン帳〜1・2

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写真・テキスト:野口さとこ
©SATOKO NOGUCHI

この季節、今年はどこに桜を撮りに行こかと
ワクワクそわそわしませんか?

わたしの住むここ京都でも
ちらほら蕾が緩みはじめました。

 

さて本日からわたしの主宰する「キラク写真講座」
インターネット版として写真初心者さんに向けて
「桜の撮り方講座」をすることにいたしました。

 

カメラを向けずにはいられない桜。

「目で見たら素敵なのに、撮ってみると全然イケてない」

そんな声もよく聞きます…。

心揺さぶられたその瞬間を、素敵に写真におさめるには
ちょっとしたコツが必要です。

あなたの撮影のご参考にしていただけると幸いです。

 

まずは、基本中の基本から!

 

さくら撮影の心得〜その1

「引きと寄りで撮る」

まず引きで撮影。

全体像をおさえましょう。

その時、どこまで画面に入れて、どこを入れないか
ということを意識して。

ファインダーを覗いて、シャッターを切る前に
四隅を確認するといいですよ。

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そのあとは、少しづつ寄ってみましょう。
(もちろん、先に寄って徐々に引いたってかまいません)

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思い切ってぐっと寄ってみます。

さくらの花のディテールがわかり
可愛さが引き立ちますね。

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引きの写真は、全体が入るので説明的な写真になりやすく

寄りの写真は、対象(この場合はさくらの花)にぐっと迫るので
イメージカット的な写真になりやすいです。

 

 

 

さくら撮影の心得〜その2

「引きと寄りで撮る」

 

写真は長方形の箱(正方形もありますが)。

横位置で撮ったら、

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縦位置でも撮影しましょう。

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そしてまた、縦で撮ったら…

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横でも撮る。

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モデル:チャーリー https://www.facebook.com/charlie.noguchi/

 

 

横か縦かで、ずいぶん印象も変わるものです。

たくさん撮影していくと、その場で
「これは横、これは縦」と
何となくしっくりくる構図が見つかるものですが

最初は、寄ったり引いたり、横にしたり縦にしたり
の試行錯誤が必要です。

まずはこれを習慣づけて、たくさん撮ること。

その中からお気に入りの一枚を
見つけて行きましょう♪

 

4月3日に、京都の醍醐寺で桜の撮影会をします。
残り2席。お気軽にご参加ください。

お申し込みはお早めに〜。

http://www.satokonoguchi.com/#!blank-3/oyvug

 

それでは、また明日…。

 

 

世界。

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©SATOKO NOGUCHI

それはそれは芳しい
春の空気にうっとりしながら
枝垂れ梅が満開を迎えた神苑を歩く

すばしっこいメジロに気を取られながら
見上げすぎて首が痛くなるのにも
喜びを感じてしまう

頭の中ではバイオリンのメロディが
軽やかに鳴り響き

朝まで抱えていた胡乱な気分は
いつの間にかどこかへ行ってしまった

枝垂れ梅があってメジロがいて私がいる
この世界

世界ってなんだろう?
触れることができないもどかしさを感じて
手を当てた首を横に傾げた

14時46分。

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@SATOKO NOGUCHI

港にほど近い神社でベンチに腰掛け
海を眺めていると

遠くから仰々しいサイレンの音が
響き始めた

みるみるうちに鈍よりとした雲が垂れ込めて
ポツポツと小さな雨粒が落ちてくる

サイレンは依然として鳴り続き
灯篭の上で休んでいたカラスも
うんざりした表情を湛えている

私は胸騒ぎを覚えながらも
もう少し海を眺めていたくて
そこに佇んでいることにした

純粋に現在を味わうには
なんと贅沢な時間だろう

はじめて訪れた場所で
その土地に礼を言った

14時46分

蒼への憧憬。

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©SATOKO NOGUCHI

薄暗い室内の
すべての壁は真っ赤に塗られている

座布団はアロハ柄で統一され

テーブルに置かれた薔薇は
完全に生気を失って首を垂れている

夏から置きっぱなしなのであろう扇風機

インド調の象の置物

えんじのベルベットの布がかかった
ライトアップのピアノ

調和を見つけられない

そんなものを求めてはいけないとでも言うように
エリック・クラプトンの曲がひたすら流れている

日本家屋を改装したその店で
ぬるくなったコーヒーに目を落としながら
何故か私は海を想った

海を求めたのかもしれない

その後、訪ねたお寺で
雲水たちに遭遇した

雲水が身にまとった美しい衣に
目が眩んだせいだろうか

私はそこに海を見た