5号車あたりから降りると
目に飛び込んでくる
この何とも言いがたい味わいのある書は
駅員さんがしたためたものなのだろうか
小さな駅員室の窓ガラスごしに
気持ちよく目立っている
額装が合っていないけれど
額が曲がっているけれど
これはこれでバランスの妙
と言えるのかも
5号車あたりから降りると
目に飛び込んでくる
この何とも言いがたい味わいのある書は
駅員さんがしたためたものなのだろうか
小さな駅員室の窓ガラスごしに
気持ちよく目立っている
額装が合っていないけれど
額が曲がっているけれど
これはこれでバランスの妙
と言えるのかも
水たまりに
つま先を入れたら
そのままあちらの世界に
行けそうな気がして
そうっと差し込んでみたが
小さく紋が広がって
世界が歪んでしまった
糺の森にて
こんな季節に
秘密を見つけた気分
蝉に人生を重ね
まだ見ぬ春を待ちわびる
・
小樽の風景
時々愛おしく
そして時々憎らしい
わが故郷
・
日本海を望む海岸は銀世界
不思議とあの世を連想させる
風が吹いて雪が舞い上がり
顔にかかった
舐めるとしょっぱくて
故郷にいることをしみじみ感じた